詩人:どるとる
静かな 夜の中
ロマンスを ひとさじ
闇の中に垂らしたら
ばくぜんとしたさみしさも消える
憂さ晴らしに 出かけた夜の散歩
まぶたの裏 描いた 明るい あしたの風景
星空よ 輝く 神々の夜よ 闇の中でも たしかに 光り輝いて
悠久の時の彼方へいざなう その神秘さよ
静寂の中にもメロディは生まれるの
心の中に
静寂の中でもメロディは聴こえるの
目を閉じれば
ずっと昔からある
メロディが さみしさなんてオブラートのように包み込んでしまうの
それが静寂というメロディ
未知なる音階と音域で
どこまでもどこまでも
広がる メロディ。