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[138859] それはまるで夢のようだった

詩人:甘味亭 真朱麻呂


今さっき目の前に降り立ったはずの祝福の時は一瞬で消えた
口の中に放り投げたあめ玉もぼーっとしてるうちに溶けたよ

僕の目の前を素通りしていくいくつもの時間たち
時の始まりを無視するみたいに僕はいつでも他人ごと

でも それはまるで夢のようだった
夢をみている気持ちだったんだよ
恍惚のまどろみの中でかすかに感じるリアル

不思議なひととき
人生はそれの繰り返し
パラパラマンガみたいに短いけど楽しい
それゆえにくたばりたくない
いつまでもいたくなる世界

それが僕の今いる場所
いるだけで不思議な気持ちになる世界

リアルとリアルじゃない夢が混ざりあう世界。

2009/01/29 (Thu)
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