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詩人:甘味亭 真朱麻呂
今さっき目の前に降り立ったはずの祝福の時は一瞬で消えた
口の中に放り投げたあめ玉もぼーっとしてるうちに溶けたよ
僕の目の前を素通りしていくいくつもの時間たち
時の始まりを無視するみたいに僕はいつでも他人ごと
でも それはまるで夢のようだった
夢をみている気持ちだったんだよ
恍惚のまどろみの中でかすかに感じるリアル
不思議なひととき
人生はそれの繰り返し
パラパラマンガみたいに短いけど楽しい
それゆえにくたばりたくない
いつまでもいたくなる世界
それが僕の今いる場所
いるだけで不思議な気持ちになる世界
リアルとリアルじゃない夢が混ざりあう世界。