詩人:拓
霞んだ赤く染まった空が向こう細く痩せた月を浮かべてあまりにも綺麗で僕は死にたくなる濃い青に塗って濁った水の底のように滞った空気ぼやけた悪い夢の中古い絵の具で浸けよう今でも構わないけど悔いはないなんて言えないよまだ叶わないことが沢山ある僕は誰?確かにそこにいると言えるの?見ると汚点だけがそこにあるようで僕は死にたくなる腕もあがらない疲れに救われ