詩人:野上 道弥
君への報われることのない
この想い
それは 会いたい
話したい
抱きしめたい
口づけたい
ここから連れ去りたい
想えば想うほど大きくなる
行動するわけでもないのに
愛する人への裏切りを募らせる
だったらありのままを
君に話してみようか
口にすればそれは
刃の言葉と化して
僕と君と愛する人へと突き刺さる
火に触れるより明らかな結果が出ている
刃を秘めた心を
抱え続けるのも
辛いことだけど
綱渡りのような今の関係に
切れ目を入れるくらいなら
さほど辛くないかもね
2003/03/15 (Sat)