詩人:カナリア
母ちゃんアンタが死んで何年経つけんね…離れて暮らしとったから母ちゃんはまだあの田舎の畑におる気がしてならへん黒電話鳴らせば 汚れた前掛けで手を拭きながらいそいそとアンタが電話に出る気ぃするんやアンタ電話やと1オクターブ声高くなるけん私だとわかると更に1オクターブあがるけんね娘の電話がそんなに嬉しいんかい…照れるわアホもう一度聞きたいなぁ母ちゃんの声