詩人:しゅんすけ
もう少し
気温が高ければ
少しはましな答えが出たのかもしれない
口から出たのはNO
群から追い出された元リーダー猫のような
そんな年寄りに突き付けた僕の答え
子飼いの手下にクーデターを起こされた
そんな表情を平気で晒すほど弱り果てた老猫
だけど
もう君の意のままに人が動くほど
君には力なんてないんだよ
今日から群のボスは僕
だから
ただ去ればいい
惨めに
消えゆくように
花など持たせるものか
すべてを奪い去ってやろう
君のプライドすべて
それが
僕が君に手向ける
最後の優しさ
2009/09/11 (Fri)