詩人:甘味亭 真朱麻呂
素顔もまた言い換えれば素顔という仮面 だから人は仮面を脱ぐことはできない ずっと仮面をかぶったまま生きていくんです 仮面は素顔を隠すためじゃなく 素顔の中にある邪悪な自分を悟られないようにかぶるものだから私も邪悪な素顔を見せないために化粧をしたりグラサンかけたりマスクしたり何重にも仮面をかぶります すべてはいい子に見せるため すべてはいい人に思われるため 私は仮面で仮面を隠す。