ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > カバの背中 > 投票

どるとるの部屋  〜 「カバの背中」への投 票 〜

  • どるとるさんの「カバの背中」に投票します。
  • 不正防止のため投票は「詩人の部屋」の登録者のみに制限させて頂いています。
  • ユーザーIDとパスワードを入力して「投票する」をクリックしてください。

[173284] カバの背中

詩人:どるとる


ああ なんて大きな背中なんだろう
山のように どこまでも どこまでも

ああ なんてやさしい背中なんだろう
いつか おぶってもらった日の夕暮れが
その背中を赤く染めていた

思い出の中に ずっと寄り添うように
カバのような 丸まった背中に やさしさを見てる あの日のぬくもりよ

忘れない 忘れない
僕は 忘れない
猫背の背中
カバの背中

もう一度 もう一度
僕をもう一度
のせてくれ
カバの背中に

そして あの日のように やさしく微笑んで

夕暮れの茜色と
アスファルトに伸びた影 すこしのせつなさを引きずって

カバは 大きな口を開いて 笑っていたよ

カバは 大きな背中を通してやさしさを教えてくれたよ

カバの背中に
のって 少年の輝く日々は過ぎたよ。

2012/01/08 (Sun)
ユーザーID パスワード
一言コメント  


- 詩人の部屋 -