詩人:安曇
ひろがった。私の前にはただただ、空しかなくあおとかしろとかに私はゆっくり溶けていく変わらない時間はないどんなに目を閉じてもどんなに耳をふさいでもどんなに息を止めても時間は止まることなく日々は変わっていくその中で、私はどんどんおおきくなる空の中に溶け込んで私は柔らかくなって涙の中に溶け込んで私は少し強くなった夕焼け色に染まった時私はあなたを思っている。