詩人:甘味亭 真朱麻呂
大好きな君とおなじ速さで歩く 帰り道手をつないで
ふたりのぶんのぬくもりが 心に空いた透き間をうめてくれる
早く会いたかった
こうして手をつないでおなじ時を刻みたかった
アルバムにも収まらないくらいの思い出を
この帰り道は何年経ってもほんの記憶の小さなガラスのカケラ 深くは刻まれない
それでもこんな時間のひとつひとつが僕の元気のみなもとです
どんなに素晴らしい思い出よりもきっとこんなささやかな時間が本当の幸せで僕は好きだなあ
やさしく流れてくそんな時間が
季節の合間を縫うように ふいに思い出す僕をつつむんだ
時間から時間へ飛び移る 明日も記憶の中で小さくも光ってる
この帰り道はやがて家路へと僕らを帰すけど それでもこの時間はフォーエバー
人生の帰り道はまだ終わらない 明日も続く 続く
ずっと一緒にいてほしい なにげなく声に出した
会えない悲しさを時のせいにはしない
試練をくぐり抜けて雨に降られながら会いに行く 試練があったほうがやりがいがあるよ
君はそんな簡単に手に入る人じゃないから
帰り道はそれぞれの家に返す前に分かれ道でさよならさせるよ
分かれ道をうらんでも…きりがない
また明日 会おうねという言葉をおくるだけ
手なんか振っちゃったりしてキスさえせずにバイバイですか…僕
この帰り道は何年経ってもほんの記憶の小さなガラスのカケラ 深くは刻まれない
それでもこんな時間のひとつひとつが僕の元気のみなもとです
この帰り道はやがて家路へと僕らを帰すけど それでもこの時間はフォーエバー
人生の向こう側までつづいてく
帰り道ひとつとってもいい加減ではすませられない
大事な大事なふたりの思い出
愛の記録
そっと瞳に焼き付けなきゃね
人の記憶はいつまでもアナログでピンぼけだからよけいに焼き付けなきゃね
大事な大事な思い出 心の中に。