詩人:どるとる
人は人の中にいる
人と人は
手をつなぐことができる
喧嘩したり すれ違うのも 人だけど
心を 兼ね備えてるから 分かり合うことができる
たくさんの人の中に
たくさんの人の笑顔があり
たくさんの人の中に
たくさんの人の涙がある
人の数だけ 心が 気持ちが 思いがあるよ
きっと 見えないその表情の向こう側に
隠れてる 悲しみや喜びが その答えさ
いつもの朝に いつもの朝食をとる
パンにバターを塗って コーヒーを淹れたのさ
人と人が織りなす
なんでもない日々の中に いくらでも探せば幸せはあるものだと 人は簡単に言うけど 実際探しもせずに 幸せなどないと嘯くんだよ
人の中にはたくさんの優しさがあり
人の中にはたくさんのぬくもりがあり
そして人と人は 心と心を向き合わせて 語り合う
まじめに生きるよりも
計算をして生きるよりも
きっと それより
心から 向き合って
出した答えが輝くようなまばゆいあしたをはこんでくる
あたたかい風を吹かせるんだよ
優しさが足りない
思いやりが足りない
この世間に吹く風はあまりに冷たい
たくさんの人の中に
たくさんの人の笑顔があり
たくさんの人の中に
たくさんの人の涙がある
人の数だけ 心が 気持ちが 思いがあるよ
きっと 見えないその表情の向こう側に
隠れてる 悲しみや喜びが その答えさ
何度でも 何度でも
繰り返す 同じような毎日の中 また今日が始まる
人と人は足並み 揃え 同じゴールを目指し走る
それでも 不思議だね 見る夢も語る理想も生き方もまるで違うんだ
そこが人と人の違い
それが人と人の区別。