詩人:甘味亭 真朱麻呂
自信にあふれた自分を一瞬で打ち崩す
爆弾のような絶望
導火線はつき始めたら止まらない
銃声のような轟音
せつなさがあふれた部屋にひとり 涙の海の中でおぼれてる
せつなさは涙を呼んでくる つぎつぎに涙が部屋を悲しみで満たす
虹みたいな七色の幸せよ 悲しみに濡れた僕を染めておくれ
あのころの光ばかり見ていた幼い目玉をできるものならえぐり出したいぜ
本当自分ながらばかだったぜ
明日はまた晴れのち雨
ところにより雷雨
それでも傘を差しながら笑うことだってできる
導火線は止まらず命が爆発するまで
まだちょっと時間はあります
でも限られているから涙が止まらない
そんな悲しみさえ笑い話にして過去に流す人の気は知れないけど僕は僕だ
ばかな運命のルーレットの上で転がる玉になってあっちこっちはじかれて生きる
そんな未来誰が望むのか わけもわからず今も玉やってます
笑えるぜ
僕の そんな姿
泣きながら見てやるぜ
頑張ってるその姿や
怒鳴られてるその醜態や
ひとり悲しみに泣きぬれる夜の中に隠れた強さ ピカリ光る
僕は今もそんな小さな光信じて熱いのがまんして導火線を握りしめる
まだまだ死ぬわけにはいきませんから
この命綱離したらなにもかもむだになるから
悲しくても悲しくても 涙を流しながら生きていきますよ
世の中にはそれくらい大目に見てもらうぜ
流しまくる涙もつぶやきまくるグチさえ胸をしめつける悲しみをあらわせないけど
僕はなぜかなぜか生きている
生まれたときから手にもってた生きる希望とあとから教わった正義や悪 いろんな知識をかかげて
心に信じた光の花を咲かせながら
僕は僕のままに
僕は僕のように
ただばかだろうと
なんだろうとねえ
宛も目的も夢もロマンもないこの繰り返しに賭けている
コインが地面に落ちて答を告げる音 泣くのはそのあとさ…