詩人:甘味亭 真朱麻呂
繰り返す過ちは まるで波のように 何度も何度も 正しい心を押し流していつも間違った方向に進んでしまう 僕は得てして失いたくない愛を浚おうとする 君はそれでも逃げようとはしなかった だからいつもいつも途中で自らの過ちに気づく 波のように ザーザーと音を立てながら 君は暖かい家族の元へ帰っていく 僕はただ見送るだけ 満ちては引く 波のように 満ちるのにも限界があるから。