詩人:甘味亭 真朱麻呂
離れ離れの恋だから僕らの心はいつもひとつだ
なまじいつでも一緒にいるよりは離れ離れのほうが心はつながるよ
その淋しさが
この悲しさが
出会えるとき一気に涙になってあふれるのさ
そして出会えた喜びに心は踊り出す
君が好きだよと何度も耳元でささやいてはじまる逃避行
どこまでも
どこまででも
逃げていこう
二人の世界へ
二人の世界へ
離れ離れの恋だった
でも今はこんなにも近くで笑いあえる
昨日のことのように思い出す日々が嘘のように笑い飛ばせる
別れ別れの恋だった
出会い別れて出会い別れて繰り返す日々
それももうおしまいさ
ともに暮らそうか
つぶやく声が恥ずかしい。