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詩人:甘味亭 真朱麻呂
人間は何でも見通せると思いがちだけど
そうでもないらしい
事実、遠い未来を見ようと思っても見れやしない
タイムマシーンがありゃ別だけど
君に捧げた
愛の言葉も目には見えないんだ
だけど目には見えなくてもみんなはなぜか見たこともないくせに美しいだとか戯言を言っている
見えない地図を広げて
想像してみれば
案外、見えてくるものがある
きっと見えないからこそ見たときよりも感じるだけで
幸せな気持ちになるから
思いと思いで感じることができるから
胸に手を当てれば
聴こえる
君の鼓動
君と話すときのドキドキ感
好きの証拠
だから見えないものほど美しいと言ったのかもしれない。