詩人:甘味亭 真朱麻呂
君に誰が見ても羨ましくなるような
大きな幸せをあげたいよ
真夏の狭苦しい俺の部屋で
扇風機一つでなんとか暮らしていた
でもいつまでも
こんな生活を君に虐げる訳にはいかないから
僕がどんな手を使ってでも
君を幸せにしてあげるよ
そういう僕を見て
君は泣いていた
今より幸せなんかないって
アナタといられることが何よりのアタシの幸せだよと君はいった
僕は深く頷いて
君を強く抱きしめた
二人もう一度愛を確かめた
どんだけ貧しくても君といる幸せに勝るものはないと思い知らされた。