詩人:少女貴族
嫌…いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!
嫌いなんて言わないで、別れたくなんかない、独りぼっちなんてゴメンだよ!
―オ願イシマス 私ダケヲ見テ…―
そんな思いを持ち私はハサミを手にして指に当てた…傷つかなきゃ…傷つけ
嫌だ…痛いのなんてヤダ
傷ついて…
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
ハサミは自然と髪に当てられ…私はハサミで髪を……切り落とした……
シャキ…シャキ…パサッ……
今でも耳に残る髪を切り落ちる音…
嫌いと言われるのが怖くて痛くて寂しいから…
私は髪を切り落とし傷つける
そうすればあの人は嫌がる…
どうして…?あの人は私の事心配してくれてるけどその気持ちが痛いからやった事なのに……
ねぇ…まだ傷は増えていきそうだよ?