詩人:花
例えば
どんなに喧嘩しても
根っ子の部分に
愛 があったら
乗り越えられる
そう 信じてた
例えば
どんなに嫌いになろうとしても
愛があったなら
許してしまう
そんな感情を持ち合わせてた
狭くて稚拙な愛だったけど
真っ直ぐに見つめていた
胸を張って言うよ
明日も明後日も一年後も十年後も
その手を握りしめていたかったのさ
今
私は 世界一卑怯者で
誰よりも君を愛してる
最初から
君の目には
私など映ってなかった事実を
いつか映って欲しいと
願いを込めて
繋ぎ止めている
私は 私が嫌いになったよ
誰よりも大切な君の心
見てみぬ振りだもの
もう少し時間を下さい
君の幸せ願えるように
君が
君の大切へ飛び立てるように
最後に
私が輝けるように
運命を受け入れられるように