詩人:禪稀
勇ましくかっこよかったお父様優しく綺麗なお母様私はお二人のことが大好きでしたなんの取り柄のない私を大切に育ててくださり可愛くない私を可愛いと言って抱いてくださったり…お二人の事が本当に私は大好きですそんなお二人が私を残して出掛けていったのは激しい嵐の夜でした…『待っていてね―』と言葉を残しお二人は今も帰ってきてくれません…私はお二人をこの家でずっと待っています私がどんな姿になったとしてもお二人の事を待っています―