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詩人:未知
悲観ぶって、自分をなぐさめてみるけど
傷跡かきまわしてるみたいで
余計にむなしくて、なんだかやりきれない
空は弱弱しい顔、たよりない青
いまにも割れそうだ
ふくらみきったゴム風船のように
ずぶ濡れのまま、現在地不明
もー出口がわかんない!
眠りにつく前に夢が醒めたかんじ
そんなペースで、ズルズル半年
あのときのきもち言葉にするのも
くるしいけどごめんね。
ほんとに、かなしかったよ
あなたが悪いってわけじゃない
自分ばっかり、つらいわけじゃない
わかってるけどわかるんだけど
それでも、傷ついちゃったよ
そんな身勝手な弱さにまた落ちこんで
散り散りになった小さなつぼみ
泣いたり癒されたり、繰り返しの途中
こころは動いて、何度だって芽吹いて
あなたの影にまた追い越されてゆくよ
ゴム風船のように、そして漂っていく
あてもなく揺られあなたを忘れる旅へ