詩人:ぴるぴる
私はどこかに行きたかった
遠い遠いどこかへ行きたかった
だけど
どこへ行きたいかもわからない私は
ただそこで足踏みをするばかりで
どこにも行けなかった
もし羽根が生えたのならば
空だって飛べるのに
もし水の中で呼吸が出来たのならば
海の中にもいけるのに
ならば
足がある私は
どこまでも歩けるはずなのに
私はどこにも行けなかった
いくら足があっても
行き方を知らない私は
どこにも行くことが出来なかった
誰か連れていって
私が本当に行きたいところへ
誰か教えて
私が本当に居なきゃいけない場所を
2006/08/22 (Tue)