詩人:こうさぎましろ
君の隣あるいていると
桜の花を見てね
きれいだって思うより
幸せだなって思う
ワタシの母校は勲章が桜だった
母校の桜が切り倒されてから
一面桃色の桜吹雪なんて見られなかった
学年違ってもどっかで会ってたかもしれないよ、先輩。
地元のレジャーランドは
小さいけどみんなで騒ぐには楽しくて
それでも君のこと意識しながら歩く
思い出の彩りはきっと桜の色になった
頬を掻くとショリショリって
ヒゲの音がする
近いな
寂しくないな
家に帰ってから聞くゆずがね
部屋でかけているとね
どうしても君を思い出して
頬が春の色を真似たがるんだ