詩人:甘味亭 真朱麻呂
社会の冷たい風にさらされ冷たくなった
心をあたためてくれるのは
君のやさしく包んでくれる温もり
それと夜空に輝く青い月
知らない間に時は過ぎて
誰しもを大人に変えていく
一回きりの魔法
夢見ていた未来は遠く
煙のようにどこかへ消えていく
思い返せば
今まで歩いてきた道のりは
とてつもなく長かったことに気づかされ
その間どれだけ自分に甘えていたか気づいたんだ
情けなさと後悔がため息になって溢れ出た
今夜も
見上げれば
青い月が僕らをそっと包み込むように
見守るように照らしている
夢に描いた未来には届かなかったけれど
これはこれは幸せだと思える君との今があってよかった。