詩人:鰐句 蘭丸
ふてくされて夜中家出た
缶酎ハイ片手にフラつきブラつき
アスファルトにベッドイン
痛ぇ 石 痛ぇ
アスファルト横の雑草からザワザワ音する
怖いから何も出ないで
書き込み最中のスマホを電灯代わりに照らすけど
何も居ない
もう いいや どうせ此処で死ぬんだし
いや 死ぬつもりだったか?
つもりだったかどうかは後にして
取りあえず缶酎ハイ
あー星空ーーー
平井堅でも歌うか
下手だけど
誰も聞いてねぇし
「キミはともだち」
歌ってみた
ともだち居ないのに歌ってみた
涙出た
ともだち居ない寂しさに泣けた
でも仕方ない
「キミはともだち」
ともだち居ないから
泣きながら歌った
泣きながら歌った