詩人:どるとる
もう忘れよう
あの日の悲しみや
唇噛んだ夕暮れは
過ぎ去った今では
もう昔話
幻と同じさ
記憶の果てにわすれものしてきたような気がするからね
たまらない
たまらない
今日が最悪なら
もう今日以上
最悪な日は来ない
大丈夫さ
忘れよう
もう忘れよう
忘れてもいいころさ
夜が来たなら
夢を見て
こぼした涙を
そっと風に流すんだ
忘れたように
見せかけて
たくさん泣いた
たくさん笑った
今日もやがて
忘れていくんだろ
悲しみや痛みさえ
安らぎが変えるよ
悪い思い出も
いい思い出に変わるよ
きっと 忘れてしまえば 涙も笑い話になるように
わすれたものはいつか 自然と 消える。