詩人:山崎 登重雄
季節外れの 冷たい雨が降ってる
あんまり寒いから たまには
思いつく限り 君への想い
言葉に編んで 詩ってみようとして
書き出しのフレーズは 皮肉なくらい
君と僕との距離を 語って有り余るよ
ねぇ あいたいよ
まだ降り続いてる 雨
淹れなおしたのに 冷めた珈琲
次の言葉が出ないまま 眺める窓
君の笑顔真似して はにかんでみる
ねぇ あいたいよ
僕があげたリング 似合うはずなんだ
ずっと つけていて欲しい
胸の奥の 薬指に
僕が 消える日まで
やっぱり切なく なっちゃって
こんな時ほど 胸を衝く言葉だ
ねぇ あいたいよ