詩人:どるとる
嘘ばかりのこの世界
矛盾だらけの街の中
人の心は冷たくて
視線合わすのもためらわれる世の中さ
どうして 目の前の人を ただ 当たり前に愛せないのかな
何もしなくても命をとられるような 理不尽な世界で 例えば本気で誰かを愛しても
ほらね 些細なことでこじれる人と人との仲
僕はさみしくたって独りでも 笑えるさ
愛想笑いとお世辞を忘れないようにね
いい大人にはなれません
ラブソングも 血なまぐさくなったら世も末だね
僕は道化師 笑うことが仕事さ だけどたまには悲しくて
泣きたくなるのが人なんです
世紀末にこそふさわしい 点のような終わり奏でる ハーメルンの笛のように
僕ら惑わす このメロディ
愛してるよと言いながら
目では 憎しみ 煮えたぎる
そんな景色の片隅で
子犬のように ふるえてる
僕らが歌う歌の名は
世紀末ラブソング
優しき時代の葬送曲。