詩人:甘味亭 真朱麻呂
恋の窓から見えるキミを気づかれないようにのぞいていた
あまりにきれいでボクの美意識は変貌を遂げたくらいだよ
キミの長い髪
それを揺らす風
ちょっとした事からはじまる小さなケンカ
すれ違いも恋にゃ大切な扉
それもまた素晴らしい恋の通過点
何度もケンカして
何度もすれ違って
そのたびに何かを知ってボクら大きくなる
心は育ってく
うまく言えやしないけどとにもかくにも言いたいことはひとつ
それはそうさ
愛してる
それだけです
何気ないひだまりに見つけた小さな笑顔
その瞬間の積み重ねがやがてくる二人の終わりさえ感じさせないでいるんだね
笑おう 今を
楽しもう 今は
愛し合える今がいつか終わるなど感じなくていいから
ただ愛し合おうよ
でも何かが不安だろう
わかったような口振りで語るボクをつめたい目で見ないでね
桜も散りゆく季節
終わりへと流れる記憶
それでも二人は振り返りゃたった瞬間ほどの人生をお互いに渡しあい愛し合う事をえらんだ
その選択にまちがいはない
やがてわかると信じて今は愛を続ける
いつか光が見える
ボクはあきれるほどキミと願う
恋の窓から見えるキミを気づかれないようにのぞいていた
あまりにきれいでボクの美意識は変貌を遂げたくらいだよ…
あの日の気持忘れない
ずっと忘れないでいるよ
今も恋の窓 のぞいては笑いあうボクらがそこにいる
さあ 人生の日暮れに近づいてもなんて事なくボクらはボクらで手を取り合いボクらなりに愛し合っていよう
その日までどうか長らくおつきあいくださいませ
ボクがけっして
ボクがきっと
退屈させない
半分くらいは期待しててね
笑いの絶えない未来をあなたに約束しよう
ほら迷ったって悩んだってこたえはひとつ
ボクは君が好き
これっきゃ無いんだ。