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[175670] 花曇り

詩人:さらら

 


陽だまり休む


その空の下


その季節だけ咲く花たち



僕が


いつも包帯巻いた人に


いつも何かアドバイスしていたとしても


それは恋愛感情では無い



僕も 包帯 確か 巻いたままかもと


曇り空の下のベンチで伝えて来た



僕が 別の人に恋をしていても


それは幼稚園のエプロンした先生が


自分より背丈高くなった
昔は園児だった子に


抱く愛情のようなものかもしれない




陽だまり休む



花曇り空の下


いつも


その季節だけ咲く花たち


いつしか


以前 咲いていた花消えて

知らない苗の花


まだ小さな背丈




その手で夢

創る人たち

愛育てる人たち



そして花摘む人の手は


少しずつ若さ失って行く



膝丈ぐらいの丈だった


あの花の苗


天仰ぐよに


高く花曇りの



空の下 満開













2012/04/13 (Fri)
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