詩人:遥 カズナ
毎週、週末土曜日には釣りに行く週休2日制になったのはようやく5年前幸せな事だ子供達ももうすぐに社会人ここまで来たこの身体と心の奥底にはいらぬ細かな傷痕がたんまりと折り重なっている餌の活き餌にイソメと言うのがあってミミズの柔らかさにムカデみたいな足 口にも牙があってこれを掴んで口から釣り針を差し込むのだがこれがとにかく苦手だ筆舌に尽くしがたい気持ちわるさがあるそれでもキスが釣れるとえもいわれぬ喜びがあふれる今晩は天ぷらかな