詩人:どるとる
この世界でいちばんたいせつな人のために
僕ができることそれは何かな
死ぬまでの長い間
一緒に生きていく
約束はしたけれど
先のことはわからない
なんだか不思議だな
生きていくことや
生きていること
今も疑わしくて
自分の存在すら
あやふやだ
愛しきみへ 伝えたいことはたくさんあるだけど 肝心なとき 言葉は 出てこないな
だから 黙ったまま
ごまかすように 口づけを交わすんだ
愛しきみへ めぐるめぐる 季節のなか 同じような景色眺めてもきみとならば 飽きない いつでも僕の知らないきみの表情が見えるから
涙流すような そんな時には
唇に指をあてて 言葉はしまって 流れるように心さらけ出して笑おう
めのまえの現実に肩を落とし ふるえる夜なら そのさみしさをせめて分け合える人を愛してね
たとえば僕なら いつでもドアを開いて 待っているよ。