詩人:甘味亭 真朱麻呂
走り去った影は今おもえば遠いあの日にあっけなく別れたキミだった気がする
さよならの記憶は楽しい思い出のように忘れることもできず僕の心に残る
深いきずあとのように
すべてがまるで間違いだった気がしても今さらはじめからなんてやり直せやしないのになぜか僕ってやつは君がくれたようなときめきをくれる誰かを探し回ってる
翼をやどした幼い天使は傷ついた翼を癒そうと僕にたよって窓に声をなげてきた
誰かがばかにしたその役立たずな言葉ひとつで僕は救われた あの日のように心の夜は明けていった
愛の言葉が僕に光をくれた
消えてしまえと闇に身を乗り出す僕を涙ながらに引き止めたキミは僕をはじめて必要としてくれた人
深いまどろみから覚めればキミがリアルな世界の景色をバックに笑う 怒る なぐさめる しょんぼりする 甘いキスをくれる
生まれてはじめて恋をしたのがキミでよかった そして最初で最後のネバーエンドラブ…すてきさ
キミと出逢ったこの奇跡こそが僕に今まで生きてきた中ですれ違ったどんなやさしさよりひと味もふた味もちがう愛をくれた
大げさな愛なんて時代おくれでもそれでも僕らは勘違いなほど愛しあう 抱きしめあう 守りあう かばいあう 恋をしあう
恋心、あざやかに染まってゆく 今すべてがゆるされた
並木道の桜ももうすぐ咲くよ 今年は桜も早く咲くかな…
僕らの恋も
僕らのゆめも
見失っていた明日も見つかるかな
こんなふうに二人がかりで探せばさ
むしめがねでのぞけば見えるすてきな未来
少しぼやけてるからすべては見えないけど
なんとなくうまくいく
そんな気がするから二人は同じタイミングでどっか行こうかと言うんだ
気持ちも通じ合えばいつか心も重なるだろうと思うよ
でも気持ちを確かめあうためにケンカもする
それでこそ新しい二人なんだね
さあこれから何を描こう?明日から?