詩人:快感じゃがー
貴方の声が
聞こえて
裸足の儘
家を
飛び出した日から
記憶が無い
途切れた夜と
朝
言い訳なら
成算も
在るけれど
正しい理由は
あの日に
置き忘れてきて
しまった
Mr.クレパス
唯一
繋げるのが
君だけだと、したら
こんなにも
嬉しいことは
ないよ
不器用者が作って
見せた
歓喜の詩
今日
街中を
埋め尽くして居るから
寂しくないね
もう
思い出は亡いけど
もう
異物呑み込む
勇気より
異物に飲まれて、逝く
潔白
多分。
認めて欲しかった
そんな
些細な誘惑も
擦れ違い、互い違い
正論のぶちまけ合い
哀しくて
Mr.クレパス
今だけは
そっとして居てよ
夕暮れに浮かべた
泪は
きっと
許しの懺悔じゃなく
明日への補充
揺れる桜色
己惚れに脅えた
素面の
貴方に
私の精一杯を
注いで
あげたい
だから
停めないで
ふたり
何処へ往こうとも
寂しくはないのよ
もう
好きな時
貴方が
GLASSを割れば好い
唯、其れだけのことなのよ