詩人:雪 刀寿
川のせせらぎに はなびら・流して、追いかけましょう
どっちが はやいかな?
あのこの恋が実るのと、これから初雪が降るまでと
・・・
あなたの影
うすもも色の光 と同じに見る
うれしさの取り合い
ぼくと人と、風と季節と
うれしく、うれしい
手のひらのぬくもりで、どんどん増えるうれしさだから、
分け合って、また それで 寒さをしのごう
やさしく うでのラインが小さくふるえ
あなたのその、ぼんやり ひとみ・つらぬいた炎
くっついて、ぐっと、前に出てくる
思い・すがすがしく
二人の心地が やわらかいぶんだけ、とがった通い合わせの芽生えがあった
丸の後ろにとげがあるから、いいことばかり言えないよな
のびやかで、おおらかな雑草魂で、まとめたね
人間同士の心と体
ちょっと違うのが、とっても大変
見てる以上に、見られてる様子、そのものは、見ないで、
頬で感じてますよ
身体じゅうが うぶげのツンツン
野趣あふれる秋の深まりに、
また合いましょう!