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[141341] それはとてもあざやかな

詩人:甘味亭 真朱麻呂


キミの笑顔 キミの涙
悲しみも喜びもすべて光るから
それぞれすてきな匂いをもってるんだ
懐かしいようなせつないような匂いを

笑ったり泣いたり
思い出がゆっくりと音もなく頭の中回る

キミはこの運命を受け取った日 なにを感じたのかな
そしてこれからキミが歩み刻んでいきやがて終わる日なにを感じるのか
もしや生まれた日と同じこと感じるのかな

今はまだわからない
わからないことが多すぎる
悲しみにうずもれた懐かしい記憶を幼い子供のように鼻垂らしながら笑おう
ペラペラマンガの時間世界を鼻で笑え

悲しくないよという声が嘘でも本音でも僕が今こうして生きてるのは幸いです

それはとてもあざやかな景色 できることなら忘れたくない景色
またひとつ浮かんで
またひとつ沈んでく
夕陽の赤いまぼろしにとけて消える1日が涙でかすむ
はじまりはもう過ぎて僕はベテランさん
慣れたもんだ 涙もほらコントロールできるよ
でも気持ちはたまに逆だから見たままだと思わないで みなさま

あざやかであればあざやかなほど切なさもそれと同じにあるから どんな喜びでも終わりの悲しみや不安だけはかき消せないんだ
うれし涙
悲しい涙
混ざり合ってマーブル模様 ミルクコーヒーみたいだね
それでも それでもきれいだと思うこの涙は嘘じゃないから

しばらく 眠らせて
イバラの城の中で
夢もなにもなくていいからこの気持ちだけ枕に眠らせて。

2009/03/21 (Sat)
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