詩人:#聖
毎晩
眼を閉じるとあなたが出てきます
相も変わらず
無表情 呼吸すら狂っていません
ただ戸惑っていく
銃口をつきつけられます
金色が輝いて
金色の猫の眼は
求めたあの人の眼ではないけれど
怖くて 怖くて 嬉しくて
もう終わりたいと
冷たいそれに祈るように眼を閉じた
でも
あれは夢でした そう夢です
それでも変わらず
無表情 逃げることすらできません
ただ恐れていても
銃口が待っています
金色が輝いて
金色の猫の眼は
求めたあの人の眼ではないから
冷たくて 冷たくて 告げたくて
もう終わりたいと
こんな夢に耳を塞いだ
金色の猫の眼は
求めたあの人の眼でないけれど
寂しくて 寂しくて あの人で
だけど夢で
意識が薄れていく
そんな眼で見るくらいなら
せめて綺麗に終わらせて