詩人:halcyon
あの頃の、僕。
あなたが笑っていてくれるなら、僕は隣にいられなくてもよかった。
あなたが幸せならそれでよかった。
なんて、全部
嘘。
僕の隣で笑っていてほしかった。
2人で幸せになりたかった。
あなたがいいなら僕は離れていてもいいなんてそんなの全部、嘘だった。
そんなこと、絶対ない。
僕は、あなたの隣にいたかった。
でも。
もし、今の僕とあなたでも間に合うなら。
僕を見て。
名前を、呼んで。
寂しいなら抱きしめて。
そう。僕はあなたにずっと言いたかったんだ。
「僕は此処にいる、
あなたの隣にいるよ。」
あなたが気付いてくれたなら、きっと大丈夫。
2人なら大丈夫。
「今度は離さないで。」