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詩人:まとりょ〜鹿
家を出た。もっと早くから気付いていればよかったのかも
生きてゆくためなら身を切り売りしたって別にどうも感じない。
私、欠落してる?
でも人間はお金があれば生きてゆけるの。
小さい頃からそうだった。
うちに帰っても、明かりも灯らない、
ただいまを言った事もなければ
おかえりを言われた事もなかった。
テーブルにはいつも冷たい小銭が散らばって。
私はお金にここまで育ててもらったの。
何でみんなそんな目で私を見てるの?
私はそんなに欠落しているの?
私は今の生活は別に不幸だとも思わないし特別幸せな訳ではないけど
正解だと感じてるよ。