詩人:めろでぃ
当たり前に思っていた
アナタがアタシの
傍にいることが
当たり前に思っていた
アナタのぬくもりを
感じられることが
当たり前に思っていた
アナタに抱きしめて
もらえることが
当たり前に思っていた
アタシのワガママを
アナタが
聞いてくれることが
当たり前に思っていた
アナタがアタシを
愛してくれることが
当たり前に
なりすぎていた
当たり前なんかじゃ
ないのに
アナタがアタシの
かけがえのない存在に
なるのには
努力など不要だった
アタシがアナタの
大切な人になれたのは
精一杯努力をしたから
それなのに
当たり前に思っていた
アナタの愛がアタシに
むけられることが
なくしてから気付いたら
それはもう手遅れ
なくす前に
もう一度
思い出して アタシ
アナタが欲しくて
たまらなかったアタシを
愚か者 アタシ 愚か者
そうなる前に
思い出して
神様
もしまたアタシが
愚か者になりそうなら
叱ってください
ほっぺをつねるくらいの
痛みをくわえても
いいですから
アノ人には
幸せ与えてください
そして アタシを
叱ってください