詩人:高級スプーン似
赤信号。
朝の交差点、
人ゴミ 濁流
静まる雑踏
そして
波間に見えた花
寝呆けていて見逃した
現実離れした歌が
今の気持ちにリンクして
妙に現実・親近感
「これ
すっごく頭ン中
回回回回、回るんだ」
理論理
無視したマイマインド
酔い痴れて
流れ流れて
恥ずかしくなる
その気持ちも分かる
なんて言うか馬鹿
仕方ないや
歌う詞の中に
「君」と「僕」
よく使う作品ほど
涙を湧かす世ノ中
カタカナで着飾れ
痛いと呼ばれてナンボ
影で泣いて
また歩こう
キレのない貴方
冷静に背中を
向ける私の
身にもなって
口を開けば
勘違いか嘘
無理矢理
コーラを飲ませて
一泡噴かせたい気分
赤信号。
朝の交差点、
人ゴミ 濁流
静まる雑踏
そして
波間に見えた花
寝呆けていて
見逃した眼球にピアス
つまりは両ノ目に
穴を開けて
ファッショナブルな
自虐を極めつつ
老いる
あの日が遠退き
行き場が狭まる
少しでも逃げ出せる
今のうちに
生き方を変えろよ
「無理」
あっそ
青。
動きだす人、
海の向こう
次の赤が来ても無効
波間に見えた花
「おい」「それ」の
間もなく見逃した