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[111055] 語る詩's:秋風のリグレット

詩人:山鳩

あの日

君が僕の言葉を求めなかったら

僕が君の瞳の奥にある

哀しみに気付かなかったら

今もこうして

僕の眼前で愉快に笑い声を上げていたのに

ずっと友達のままだったら

こんな苦しみは生まれることは無かったのに

君は僕のこころの奥に

消えることの無い後悔を残していった

十月の乾いた風に吹かれて

もう涙も消えてゆく

こんな心地いい季節嫌いな季節

君の精一杯の綱渡り

潔い決心に

僕はひとりの女をみる

2007/09/28 (Fri)
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