詩人:どるとる
今日も僕らは なんの不自由もなく 泣いて笑って当たり前に
食っちゃ寝食っちゃ寝繰り返す
いつも僕らは 素知らぬ顔で 目の前の当たり前な幸せ 鼻で笑ってさも当たり前に
ゴミばかり出して無駄遣いばかりする
有り余る時間の中
見渡してみりゃ
わかるはず
裕福じゃないけど
ほらね、毎日平和に暮らせてる
それだけで幸せだと思わなきゃばちがあたるよ
好きな洋服着て
好きなものをたらふく食べて
好きな場所に住み
何が不服なのかな
少し古くなったからってすぐに捨てて
また新しい服に着替えて
野菜の葉っぱや皮
まだ食べられる食べ物を生ゴミにして
散らかりっぱなしの部屋 文句ばかりこぼす日々
世界中の恵まれない人に比べたらあなたなどどれだけ幸せで
恵まれてるかも知らないで 自分の私腹を肥やすことで頭いっぱいなのかい
それでも あとから胸が痛むのは本当はわかっているからさ
ほらね 振り返れば空いっぱいに広がる夕焼け空や青い空
そんな当たり前な景色のほうが何倍も素晴らしい
何が幸せで何が不幸せなのか それより
何が大事で何が必要なのか そんな当たり前なことが欠けてる
僕らの日常
この先の未来 大丈夫かな
街に溢れる人ごみの中 優しさは消えやしないかな
何かといろんなことが心配だな。