詩人:どるとる
何もかも 意味のないことさと笑った
何もかも 無意味さと鼻の穴 おっぴろげて
白紙の紙の上に いつか はるか昔 生態系が築かれた 描かれた 丸い出来損ないの地球
そのうち人が生まれ
そのうち恐竜は滅び
そのうちそのうちと言ってるあいだにビルが建ち並び 技術は人の寿命さえも伸ばした
何もないところから
何かが 生まれた
何もないからこそ
なんでもありさ
白紙でもそこに鉛筆があれば ひとつのきっかけになって
何もない空間に 線が引かれやがてその線から ひとつの立体が生まれる
色をつけりゃ立派な絵になるさ
白紙だからこそ生まれる可能性は無限大
何もないところからすべてははじまる
すべては生まれる
すべては回りだす
スケッチ創世記。