詩人:安曇
泣き虫を追いだした夜ひとりで膝かかえさよならが頭に残る、言葉が胸を刺すなんども、なんども綺麗だとあなたが誉めた私の長い髪床に散る、切ったばかりの髪の毛が泣いてたもうきっと、もどれない。わかってはいるけど冷たくなった指先を、当たり前のように温めてくれたあなたにはもう会えないね。指先は冷たいまま、ずっとずっと今は心さえも