詩人:どるとる
人間を知れば知るほど人間が嫌いになる
同時に人間を知れば知るほど人間が好きになる
人間の良さを見ようとすると人間の狡さが目立ってしまう
人間の邪悪さを指摘しようとすると自分の欠点が頭をよぎる
人には常に良さと欠点があるけれど
どちらもその人だからどちらかを消すことはできないけれど
光と影の両方を愛せたなら一番良い
人を傷つけるのも人間ならば
また人を助けるのも人間
誰にでも当てはまる
誰にでも関係がある
光と影の両方を誰もが抱えている
今日誰かを傷つけた自分がいるならば
明日は誰かを助ける自分になりましょう
明日今日より誰かを傷つけたならば
明後日は明日と今日のぶん誰かを助けよう
影は光を補いながら
光は影を補いながら
互いに互いを打ち消し合うこともなく
良さもずるさも向き合いながら ここに存在している
光と影の両方を愛せる人になりたいよ
他人の間違いを指摘できるほど僕らはきっとできた人間じゃないから なるべくなら良さを見つけたい
光のような 人の優しさや人のぬくもりを
探していたいのさ
見つめていたいのさ。