詩人:甘味亭 真朱麻呂
僕が直々にあなたからいただいた君を愛する世界でただひとつの権利
ありがとう
愛してる
ありがたく貰うよ
でも今はまだつかわない
もう少し君を守れるくらいちゃんとしてからだ
今はまだ恋人のままで自由なままそれぞれ少し距離をとって泳いでいよう
離れないように手と手を握っていよう
愛権かかげて
何年先も何十年先も同じ空を見れるよう
愛権抱きしめて
何年後も何十年後も変わらず愛し合えるように
僕らは僕ららしく
今 愛し合えるなら
今 好きと言い合えるなら未来でもきっと僕ら今のように笑いあえるはず
だから僕らは時間をかけて愛という形を描いてゆく
それまでの大切な構築時間さ
淋しいけれどはやる気持ち抑えて僕らはそれぞれ描いてる
ムネの中 描いてる
本当の愛という形を
ひとりぼっち延長20回まで君の心に僕から重いストレート決められるまでこの思いはムネにしまっておくんだ
必要のない幼さが抜けるまで
君を好きなこの気持ちが熟すまで
甘酸っぱくなるまで収穫の時期をひたすら待つ
僕は待つ
僕は僕らしく
君は君らしく
もうけられた時間の中で自分のこと愛し合う意味 考える
はやく愛し合いたい歯がゆさを閉じ込めて
僕らはひらきたいつばさを抱きしめる
いつか大好きなあの人のところまで飛び立つまで
約束のあの場所で落ち合うまで僕らはその日を待つ
ひたすら待つ
あなたや君以外の人と本気では愛を語らない
本命は君さ
あなただわ
そんなふうにふたり今日も夜空を見上げてる あの向こうにあの人がいるんだと
半円状に夜空を駆ける流れ星を目で追いかけながら
いつか二人は約束のままに理想を現実に重ねる
ひとつずつもってた二つに割った約束のかけらをひとつに重ねる
それが合ったとき
はじめて愛はその意味を成し権利は使命を果たす。