詩人:鰐句 蘭丸
仕事の帰り間際のあなたからのLINEメッセージ
「アナタがいつか作って食べさせてくれたメニュー作ったよ」
そう 確かに俺が作りそうなメニュー
でも
俺は 一生懸命にそのメニューの材料と出来上がりを
どんなだったか 思い出そうとしていた
こんな 一生懸命思い出さないといけないほど
俺 そのメニュー作ったのかな
どうしても なんとなくの想像でしか出来上がりが思い浮かばず
帰宅して 食卓についた
目の前に出されて
材料も出来上がりも味も 想像通り
でも
俺 作ったことあったかな?
あなたに このメニュー食べさせてあげたの
俺でしたっけ