詩人:遥 カズナ
最近、事のほか通っている
釣り場がある
通い詰めて
分かってくるのだけれど
なんと言うか
いきがいがある
教えられる
少しずつ少しずつ
朝日と夕日
風向きや波の高さ
海底の地形や砂地
釣れる魚と釣れない魚
常連さん達の人となりやら
自然に自然と
自分のどうしようもなさやら
他人のどうしようもなさ
海のしかたのなさ
空のあてどなさ
従う他にない
ありのままを
ようが無ければ
毎週末でも通いたい
だから、なんだと言うわけでも
ないのだけれど
いきたくなる
2024/05/19 (Sun)