詩人:甘味亭 真朱麻呂
僕は操り人形
悲しい操り人形
社会という糸に操られている
君も操り人形
哀しい操り人形
時には糸を断ち切ってみたくなる
だけれど
その糸が無くちゃ
うまく生きれやしない
皮肉だよ
嫌いな社会に助けられてる
そうするしか生きるすべがなくなる
明日を見失う
だから
マリオネット
涙さえむりやり抑えて笑顔をつくる 今日もまた
偏見や抑圧にたえてたえてたえ続けて
目上からは期待の目で
目下からはあこがれのまなざしで
僕ははさまれてはさまれて窮屈さ感じて時に理不尽に押しつぶされてプレスされた心がペチャンコ
本当はこんな集団ぬけ出したいのに…
僕にはそんな勇気も宛もない
ただマリオネット今日も演じるしか思いつかない…
弱さじゃないんだ
この涙は
強さでもないけど
つめたい風に吹かれた心はきっとだれよりも僕の悲しみを知っている
だから痛みも他人より自分は敏感に感じとれる
厳しさもやさしさもすべてダイレクトに自分を壊しにかかる
理性、壊れそう
感情、壊れそう
頭脳、壊れそう
不安は日々膨らみつづける
破裂するまで僕を苦しめる
生まれたときから変わらない運命を抱いたままこの先の日々を占う
すべて言わずもがな大凶だ!
喜びさえ
ときめきさえ
風のように過ぎて
あとは嵐が心を荒らす
マリオネット
マイナスに考えるな!
無理な話さ
はなれない黒い塊
今もとぐろを巻く
嵐を呼ぶ
荒れ狂う胸中
つきない不安の渦が
こたえにならない何かが僕を明日へ追い立てる
ヤンなっちゃうな…