詩人:剛田奇作
やらなくちゃならないことばかりしていると
どうでもいいことが、したくなる
どうでもいいことばかりしていると
何か意味のあることをしたくなる
何も話すなといわれると何か話したくなり
なんかしゃべれといわれると何も思い浮かばない
明日死ね、といわれると怖いが
明日もちゃんと生きろ、といわれるとめんどくさくなる
捨てたものを、誰かが大喜びで拾ったら
なんだか惜しいことをしたような気になる
そう
感情なんて相当いい加減なモノ
絶対的なモノなんかじゃなく
外の世界に影響されまくりのアマノジャクなのさ
絶望だって背景をとっかえたら
大笑いなのかも
八方美人なのが感情さ
そんな浮気者ほっといてさ
僕らの揺るがない信念だけ見つめて
歩いていこう
できる、さ
君が、そこに「居る」のなら